
海外の中学校や高校へ進学・編入したい、留学したいと考えている小学生・中学生・高校生にとって、TOEFL Junior®の受験はもはや必須だともいえるものでしょう。TOEFL Junior®は、英語が母国語ではない人の英語能力を測定するための試験であり、合否ではなくスコアの高低によって評価されるのが特徴です。TOEFL Junior®で高得点を目指す人は、どのような受験勉強法を試せばいいのでしょうか。詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
1.TOEFL Junior®とは?
TOEFL®は、英語を母国語にしていない人を対象に、英語能力を測定するために設けられたテストです。アメリカで開発されたもののため、設問もすべてアメリカ英語が使用されています。合格・不合格ではなくスコアで評価されるのが、英検との違いでしょう。
そしてTOEFL®の一つであるTOEFL Junior®は、TOEFL®を受けるレベルにはまだ満たない小学生・中学生・高校生向けに設けられたものです。TOEFL®への橋渡し的存在であり、海外の中学・高校などへの留学・編入を目指す人などが多く受験しています。
2.TOEFL Junior®の概要とは?
TOEFL Junior®は、「リスニング」「文法・語彙」「リーディング」の3セクションで構成されています。各セクションの問題数は42問ずつ出題され、試験時間はすべて合計すると約115分となっています。試験方法は、四択のマークシートのペーパーベースまたはコンピューターでの試験(CBT)が選択できるでしょう。英検との大きな違いは、設問は日本語で書かれている英検に対し、TOEFL Junior®は英語で書かれているという点です。
2-1.リスニング(42問・約40分)
日常会話や、芸術・社会科学・人文科学・自然科学などアカデミックな内容について、会話やプレゼン、アナウンスやレクチャー形式の内容を理解できるかを問われます。写真を見て設問に答えたり、会話を聞いて答えたりといった形式があります。
2-2.文法・語彙(42問・25分)
虫食い形式メインで、正しい文章を完成させるために必要な形容詞や前置詞、フレーズなどを選ぶことで、意味や適切な構造を理解しているかを問われます。文法の知識だけでなく、文脈から正しい言葉が選べるかも重要です。
2-3.リーディング(42問・50分)
日常的なメモやメール、ポスターや新聞・雑誌記事などのほか、アカデミックな文章を読んで、設問に答える形式です。難しい問題も出されるセクションなので、対策を十分にする必要があるでしょう。
3.TOEFL Junior®で高得点を目指すための受験勉強法とは?
TOEFL Junior®は、合格・不合格ではなくスコアの高さによって評価されるのが特徴です。アメリカやカナダの大学などでは、スコア提示の必要な学校も多々あり、海外への進学・留学を検討している人はなるべく高得点を狙いたいのではないでしょうか。そこでここからは、TOEFL Junior®で高得点を目指すための受験勉強法をいくつか紹介していきます。
3-1.スピード感のあるリスニング対策をする
英検と比較して、TOEFL Junior®のリスニングはスピードの速いのが特徴だといわれています。そのためスピード感のある英語を聞き取る力が必要でしょう。また、英語ならではのリダクションやリンキングも頻発するため、聞き取りに慣れる必要もあります。徐々にスピードをアップさせながら、英語のリズムやリエゾン、イントネーションに慣れていきましょう。
3-2.長文の英語を数多く読む
文法・語彙とリーディングは、基礎的な語彙力や文法事項の理解に加えて、読解力が必要です。また、TOEFL Junior®は長い文章の出題される特徴があります。文章全体としての内容や意味を把握できるように心がけましょう。
3-3.問題集を活用する・対策レッスンを受ける
総合的な英語力をつけるために、普段から英字新聞を読んだり、字幕なしで洋画を見たりといった対策を取り入れている人も多くいます。ただ、TOEFL Junior®で効率よく得点アップを狙うなら、TOEFL Junior®対策の問題集を使ったり、対策レッスンを受けたりした方が有効でしょう。TOEFL Junior®の出題傾向や特徴に応じた対策ができます。問題集を使い独学もできますが、できれば対策レッスンを受けて得意・不得意を評価してもらいながら学習を進めていく方がおすすめです。
3-4.ネイティブの発音に慣れる
TOEFL Junior®の特徴として、リスニングの発生がすべてネイティブの英語である点が挙げられます。ネイティブの発音に慣れ、しっかり聞き取り理解できるようになるためには、ネイティブのティーチャーが在籍するTOEFL Junior®対策レッスンを受けるといいでしょう。
4.まとめ

TOEFL Junior®は、ネイティブの発音である点や設問まで英語である点が、大きな特徴だといえます。英文も長文なのが特徴です。まずはTOEFL Junior®の特徴をよく理解することが効率よく得点アップを目指せる秘訣でしょう。TOEFL Junior®対策の問題集を使用して独学するのもいいものの、TOEFL Junior®対策のレッスンを受けるのがもっとも効率のよい受験勉強法のはずです。
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