2020年の教育改革で英語はどう変わる?高校・大学受験における英語対策を解説

2020年の教育改革で英語はどう変わる?高校・大学受験における英語対策を解説

2020年の教育改革は、大きなニュースとなったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。この改革でとくに大きな変更のあったのが、英語です。それに伴って高校・大学入試の英語も大きく変革が起きているのはご存知でしょうか。そこで今回は、教育改革で英語はどのように変わったのか、高校・大学受験における英語はどのように変わったのか、どのように対策すればいいのかお話ししていきましょう。

1.2020年の教育改革とは?英語学習はどう変わった?

まずは、2020年の教育改革の概要をお話ししていきます。英語学習はどのように変わったのでしょうか。

1-1. 2020年の教育改革とは?

2020年の教育改革とは、急激に変化を遂げる社会の中で行く抜く子どもの育成を目指し、文部科学省が教育内容を大きく見直した改革です。具体的には、学習指導要領と大学入試制度に大きな変化がありました。

1-2.新学習指導要領の特徴とは?

これまで「知識」「技術」といった理解力が主に評価されてきたのに対し、知識・技術を習得した上で自分なりに考えて表現・判断し、実社会に役立てる総合的な能力が求められるようになりました。そのために、アクティブラーニングが授業で取り入れられるようになります。

1-3.新しい大学入試共通テストの特徴は?

退学入試共通テストの変化としては、「記述式問題の導入」と「英語の民間資格・検定試験の活用」が開始予定だったものの、2020年度の導入については見送られました。そして英語について「アクセント問題の消滅」「話す技能を評価基準に加える」「リスニングの配点が50点から100点に」という、3点の変更がありました。

1-4.新学習指導要領で英語はどう変わる?

小学校3年生以上で「外国語活動」が必修となり、年間35時間の時間が割り当てられました。5・6年生からは「外国語」が教科となり、年間70時間学びます。 中学校では、授業では基本的にオールイングリッシュとなり、高校の授業内容が一部移行されました。科目としては「コミュニケーション英語」から「英語コミュニケーション」となり、語彙数は1,200語程度から1,600~1,800語にまで増えています。 高校でも、「コミュニケーション英語」から「英語コミュニケーション」となり、語彙数も1,800字程度から1,800~2,500字に増えています。小学校・中学校・高校それぞれで「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能を総合的に育成すること、コミュニケーション能力をより重視することが強化された学習指導要領になったといえるでしょう。

2.2020年の教育改革で入試の英語はどう変わる?

2020年の教育改革を受けて、高校・大学入試の英語はどのように変わったのでしょうか。

2-1.高校入試の英語はどう変わる?

都道府県によって出題傾向は異なるものの、新学習指導要領を受けて2021年から高校入試の英語も変化しているのはご存知でしょうか。全国的に、実際の場面で英語を使う能力の試される問題が出題されているのです。 また、東京都では都立高校入試にスピーキングテストを実施して「話す」力を把握することにしています。大阪府では、4技能をバランスよく評価することが狙われているのでしょう。3種類の難易度別試験問題の中で、もっとも難しい問題については設問も英語表記にしたり、読解問題では1分間に読む語数を2.7倍にしたりしています。このように、高校入試はこれまでのように問題集メインの学習では対策しきれなくなっているといえるのでしょう。

2-2.大学入試の英語はどう変わる?

大学入試も、教育改革を受けてセンター試験から大学入学共通テストに変更されます。大学入学共通テストでは、4技能の力をバランスよく測るために、英検やTOEIC、TOEFL®など8つの検定結果が活用されます。すでに民間資格や検定試験を推薦やAО入試、一般入試に活用している大学も増えているのはご存知でしょうか。書類審査や出願基準、加点などで有利になるのです。 英語の問題としては、難関大学では長文が中心になるほか、簡単な部分和訳は減って読解力や表現力の問われる問題が増えています。国公立大学でも地涌英作文が増加し、これまでとは違った入試対策が必要となるでしょう。

3.これからの高校・大学受験対策はオンラインレッスンを活用!

2020年の教育改革によって、英語教育は大きく変革を遂げました。それに伴い、高校入試・大学入試ともに、これまでのような丸暗記や一夜漬けでは通用しなくなるでしょう。そして「読む」「書く」だけでなく「話す」「聞く」能力が重視されることから、英語の資格も入試で優位に働くようになります。 そのような高校入試・大学入試の変化に対応しながら受験対策を進めるには、効率のよい英語学習や資格取得が必須となってくるでしょう。そこで多くの生徒が、オンラインでの英語レッスンを取り入れているのです。英検やTOEFL®対策や、ネイティブ講師による話す・聞くレッスンが自宅などどこにいても受けられます。

4.まとめ

急激な社会の変化に対応する力を育成するために行われた教育改革で、大きく英語教育も変化しました。総合的な英語の能力を身につけ、英語の資格も取得しておくことが、高校・大学受験で大いに役立ちます。オンラインレッスンを賢く取り入れていきましょう。 「KYCS ENGLISH ONLINE」では、英検やTOEFL Junior®の対策をしたい小学生・中学生・高校生に向けた、マンツーマンのオンラインレッスンのコースをご用意しております。大きな変革を遂げた高校入試・大学入試にも役立つ4技能を総合的に育成いたします。まずは、お気軽にオンラインの無料相談をご利用ください。